ステープ副首相は23日、13日にラーチャプラーロップ通り沿いで赤服を着た女性が私服の軍関係者と思われる者から髪の毛を引っ張れるなどの暴行を振るわれたとするプゥア・タイ党側が公開したビデオは意図的に情報を改ざんした捏造であると指摘した。
これは、22日から2日間の日程で開催された政治対立問題解決の為の上下院合同議会の場でプゥア・タイ党所属の女性議員がビデオを公開しながら赤服を着た女性2人が軍関係者から暴行を受けたと告発した事を受けたもので、ステープ副首相は、公開されたビデオと同じ時間に撮影されたビデオを公開し、明らかにプゥア・タイ党側が公開したビデオが意図的に編集されている事を明らかにした。
問題の女性が"暴行"を受けている場面ははバンコクポスト等の一部メディアが盾を持った軍関係者の手前で女性が髪の毛を引っ張られている画像を暴行を振るう軍関係者とのコメントをつけて紙面やサイト上に公開し話題になっていた他、多くのメディアがガス積載車を巡った攻防が展開されていたディン・デーン交差点で発生した事件であると報じていた事に対して、プラチャータイやパンティプ・ドット・コムの参加者等が実際にはディン・デーン交差点手前のラーチャプラーロップ通り上で発生していた事を暴いた事でも話題になっていた。
ステープ副首相によると、被害を受けたとされる女性は取材中だったマスコミ関係者に向かって難癖をつけ、更につばを吐きかけた為に髪を引っ張られる等の暴行を受けることになったが、軍は暴行の制止以外には一切関与していなかったという。
また、ステープ副首相は、暴行を振るったとされる男性がグリヤンサック・ナンタポーデート中佐であるとするプゥア・タイ党の指摘に関しては、実際のグリヤンサック中佐の写真を公開した上で、軍服と同じカーキ色のシャツをきた暴行を振るったマスコミ関係者男性とグリヤンサック中佐とは別人である事を証明した。
* その動画関係
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