20日夜半にヤッラー県内7箇所で5人が負傷を負う連続襲撃事件が発生した事を受け県当局は21日、当局側のこれまでの取り組みにより地域リーダーや宗教指導者から良好な協力が得らた事により分離主義組織側の過激な動きが抑え込まれていた事に焦った組織側が新たに過激な情勢を作り出す目的で引き起こしたとの考えを示した。
問題の連続襲撃は、20日19:45頃にヤッハー郡内で茶店の店内に向けた銃の乱射で住民等4人が負傷を負った事件を皮切りに、21:05頃には県都内で食堂放火及び前後して発生した現場に向かっていた当局者に向けた銃の乱射、22:00頃にはバンナンサター郡内で路上の警戒作業中だった自警レンジャー部隊員に向けた銃乱射で1人が負傷い、22:10頃には県都内で軍の臨時駐留地に向けた銃乱射、22:30頃には県都内で警戒作業中の軍関係者に向けた銃乱射、22:45にはグロンピナン郡内で軍の臨時駐留地に向けた銃乱射が発生したというもの。
また、ナラーティワート県ルゥーソ郡内では20日23:00過ぎ、二手に分かれた人数不明の一味が軍の臨時駐留地二箇所に向けほぼ同時に銃を乱射し、それぞれの地点で5分から10分間に渡る銃撃戦を展開した後に逃走するという事件が発生したが、幸い軍側に人的な被害は無かった。
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