逮捕状が発行され逃走中の反独裁民主主義同盟幹部のヂャクラポップ・ペンケー氏は、潜伏先でBloombergと行われた電話インタビューの中で、アピシット首相が和解に向けた明確なステップを示さなかった場合にはすぐに赤服軍団の活動を再開させる考えである事を明らかにした。
ヂャクラポップ氏は、国民はじっとしている事ができず、いつでも戦う用意ができていると指摘した上で、今後更なる幾多の行動が予想されるが、それらを終わらせる事は確実に不可能であると指摘した。
また、ヂャクラポップ氏は、国民が決起するまで地下に潜伏する用意ができている事を明らかにすると共に、二つの層が大きく二手に分かれている状況下で行われている闘争には終結点は無く、この様な政治的ダイナミズム下では誰も次に起きる事を予想する事はできないと語った。
また、Bloombergは、20日発行のFinancial Times紙に掲載されたインタビューの中でタクシン元首相が国王がクーデターの事を事前に知っていたと語っていた事に対して外務省のタリット報道官が数多くの情報源を調べた結果国王はクーデターが発生する迄計画の存在を知らなかった事が確認できていると発言したと報じた。
一方、ヂャクラポップ氏はシンガポールのストレートタイムズに対しては、不公正な法基準の存在により平和的な手段による解決の可能性が日を追って閉ざされつつあると指摘した上で、我々は平和的な手段で人々の権利回復に取り組む考えだが、人々には攻撃に対して自己を守る権利があると語った。
また、民主主義市民連合のソンティ・リムトーングン氏暗殺未遂事件に関しては、実行グループは赤服・黄服の両方の指導部の転覆を狙うと共に実権の奪取を狙っていると語ったが、彼らとの言葉を使用して語られた実行グループの詳細については言及しなかった。
更に、ヂャクラポップ氏はAP通信に対して、2-3日以内に小規模な反政府活動が再開され、何れ首相官邸前での抗議活動に発展すると語ると共に、先に行われたデモの際には空軍特殊部所属と見られる軍関係者が紛れ込み赤服軍団の信用失墜を狙った過激な情勢を作り出しと指摘した。
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