民主主義市民連合に合流した道義軍議長のヂャムローン・シームゥアン少将は昨日、あらためて首相に対して無条件辞職を勧告する公開状を公開しました。
今回の公開は、3月3日に都内で開かれたタクシン首相の支持者集会の壇上でタクシン首相が、わだかまっている誤解を解消する為にヂャムローン少将に会いに行く用意があると発言した事を受けたもので、ヂャムローン少将は、二人の間にわだかまっている誤解は存在していない、私の考えは国民の考えと一致しているとした上で、二人が直接あって話し合っても「辞めろ」「辞めない」の堂々巡りの議論しかできず互いに時間の無駄であるとし、むしろタクシン首相自身が、国家的な危機を救い民主主義を発展させる為には自らが辞職するべきであるという事を理解するべきであると指摘しました。
尚、公開された公開状には、尊敬される政治家とは反対派を差別せず、勝ち負けにこだわらず誠実と犠牲の精神を旨に国家の為に尽くす事が出来る人物のことである、しかし己を優位な立場に置くために議会を解散し、また警察に対して自分の支持者集会に参加する者の移動に便宜を図る一方で、市民集会に参加する地方の住民の移動を妨害するよう命じるような人物(タクシン首相)が果たして偉大な政治家と言えるだろうかと疑問を呈した上で、警察幹部や士官学校出身の軍部の将校に対しては、既に嘗てタクシン首相を熱烈に支持した長老格の医師を初めとする社会的に尊敬されている人物までもが首相に辞任を勧告しているにもかかわらず、聞く耳を持たないタクシン首相の姿勢は、諸君が学んできた国家、名声、規律、勇敢を重んじるというモットーに適うものであるかよく考え、諸君が首相に果敢な決心を迫ることの方が、市民集会で首相の辞任を求めるより遙かに簡単であることを心がけておいて欲しいと記されていたようです。
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