25日付けのマティチョン紙にプゥア・タイ党や反独裁民主主義同盟が政府打倒、政権復権を期して進めているとされているタークシン(大王)計画の概要が以下のように掲載されている。
尚、タークシン計画に関しては、先にプゥア・タイ党所属のソムチャーイ・ペートプラスット氏が党内の極一部の幹部が絶対多数を背景にした政権復帰を目指して立案したものである事を認める発言を行っているが、公式にはこの計画の存在は確認されていない。
タークシン計画の目標
1. 先進国家と同様な真の民主主義の達成
2. 軍の政治への関与の廃絶
3. 枢密院関連条項の憲法からの抹消
4. 王室が存在する先進国家と同様な国王の地位
5. テロ関連法以外の政治的な罪を負った者に対する国内和解推進を意図した恩赦
6. 地方への権力分散の推進
7. 1997年憲法を基本に置いた過去の問題点を修正した憲法の制定
8. 軍による政変及び、または軍による民主勢力の弾圧に対しては、彼らが国家反逆行為で断罪され一掃されるまで、我々や国際社会の力を結集しあらゆる手段で対抗する
目標達成の為の手段
1. タイ・ラック・タイ党、パラン・プラチャーチョン党、チャート・タイ党及びマッチマーティパッタイ党に所属した者で5年間に渡り被選挙権が剥奪されている者
2. プゥア・タイ党
3. 計画に同調する上下院議員
4. 民主団体
5. 有識者及びマスコミ
6. 外交関係者
7. 司法手続き中の団体
8. タクシン元首相
9. 各階層のリーダー
目標達成の為の付随ミッション
1. 「無産/草の根階級の闘争」抗議行動や我が陣営が影響力を持つ地域内全ての輸送拠点の封鎖による地方部での闘争強化を契機とした段階的な都市部への闘争の進出
2. 「民主主主義の為の闘争」中産階級及び民主主義を理想とする層による汚職政治家関連等の喧伝により国民に民主体制に対して辟易としたイメージを植え付けると同時に新たな政治改革モデルを提示し、その後に専門委員会の組織に着手
3. 「司法改革の為の闘争」政治や立法による司法介入を終わらせる為に正義を愛する者による司法改革に向けたセミナーの開催
4. 「情報・メディア闘争」メディア関係者による情報操作や意図的なデマの流布等に反対する運動や国外メディアを利用したタイ包囲網により反対派の信用失墜を目指す
5. 「政治闘争」民主主義市民連合と同様に暴動、集会、抗議活動による闘争。まず集会活動を各地に広げ、政府による抑え込みが不可能な状況にまで持ち込み軍が権力に介入する機会をつくり出す
6. 覆面をした過激派による主要公共施設の封鎖
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