プゥア・タイ党のアピワン・ウィリヤチャイ大佐(下院第二副議長)は21日、不信任決議案を提出したプゥア・タイ党内から10票前後が不信任票以外の票に流れていた事に関して、党内で大きな問題になることは無いとの考えを示した。
発言の中でアピワン大佐は、プゥア・タイ党から不信任票以外に流れた10票前後の票の内少なくとも5票に関しては投じた者の特定が出来ている事を明らかにした上で、むしろガシット外務大臣に対して与党から信任票以外の票に流れた9票の方に関心があると語った。
アピワン大佐によると、票割れが起こることは想定の範囲内で、また、党として所属の下院議員の権利を拘束する理由は無いという。
一方、与党国会対策委員長のチンナウォン・ブンヤギヤット氏(民主党)は、予想されていたよりも多くの信任票が審議の対象となった首相を含む6閣僚に対して投じられていた事を明らかにした。
チンナウォン委員長によると、投票を保留ないしは棄権した閣僚23人及び下院議長1人を除いた全出席与党議員234人よりも多くの信任票が投じられ、仮に与党出席議員全員が信任票を投じたとして計算した場合、ガシット外務大臣を除く首相及び4大臣に対しては12票が野党側から、またガシット外務大臣に対しては3票が野党側から流れた計算になるという。
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