反独裁民主主義同盟DTV系幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は15日夜、パトゥムターニー県内で14日に発生した赤服軍団によるステープ副首相一行の車列に向けたピンポン爆弾の投げ込みは、政府側によって意図的に仕込まれたヤラセだった可能性があると指摘した。
この事件に絡んで警察側は15日、報道映像等から卵やペットボトル等を車列に向け投げ込んだ赤服軍団に所属する4人の男女を割り出し器物損壊、傷害及び同未遂容疑で逮捕すると共に引き続きピンポン爆弾を投げ込んだ者の特定を急いでいる事を明らかにしていた。
尚、4人は何れも赤服軍団に対する政治的な関心を惹きたい気持ちから物を投げつけた事を認めているが、爆発物の投げ込みに関しては関与を否定すると共に投げた者に関する心当たりも無いと供述しているという。
ヂャトゥポン氏は、各メディアで公開された赤服を着こんだ集団が水色の服を着こんだ内務省管下の自治大学職員女性(49)を取り押さえている模様を撮影した画像は、赤服軍団が女性に暴行を振るっているものではなく、カバンから取り出した不審物を車列に向け投げ込んだ女性を赤服軍団が取り押さえた模様を撮影したものであると説明した上で、車列へ向けた爆発物の投げ込みは赤服軍団の信用失墜を狙ったチャワラット内務大臣の配下の者が仕込んだものである可能性があると指摘した。
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