南部国境三県域の情報当局筋は12日、分離主義組織BRNの創立記念日である13日に合わせた大規模な破壊活動が計画されているおそれがあるとして、関係当局に対して警戒をの引き締め・強化を図るよう警告した。
特にバイク爆弾を使用した破壊活動に対して特別の警戒措置を講じる必要があるという。
一方、BRNの創立記念日の前日である12日には、各地で連続して爆破・襲撃が発生し8人が死傷した。
パッターニー県ヤッリン郡内では12日午後、22歳のイスラム教徒の男性がバイクで路上を走行中に何者かに銃撃され死亡し、また、ナラーティワート県ターク・バイ郡内では12日朝、教師の警護作業にあたっていた軍関係車両の通過にあわせた爆破により軍関係者4人が負傷を負った。ナラーティワート県バーヂョ郡内では12日午後、幼稚園が放火されると共に郡内にある橋の下に爆発物が仕掛けられるという事件が発生したが幸い人的な被害は無かった。
また、ヤッラー県グロンピナン郡内では12日午後、バイクの二人乗りで路上を走行中だった35歳と30歳のイスラム教徒の住民姉妹が何者かに銃撃され2人とも重傷を負った。2人は何れも政府が進める雇用推進策の恩恵を受け、また内の1人は優秀な女性として郡から表彰をされた事があった。
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