プゥア・タイ党所属下院議員のチャルゥム・ユーバムルン警察大尉は23日、今後党内の協力関係を強化するだけでなく資金調達の為の活動を強化する必要性に迫られる事になるとの考えを示した。
この発言は、15日にドバイのホテル内で行われた朝日新聞とのインタビューの中でタクシン元首相が資金繰りに難渋している事を認めると共に同元首相を支持しているプァウ・タイ党に対して資金支援を行っているとの指摘を強く否定したと伝えられている事を受けたもので、チャルゥム警察大尉は、この発言自体が党に与える影響はほとんど無いとの認識を示している。
また、同党幹部のアピワン・ウィリヤチャイ大尉(下院第二副議長)は、元々プゥア・タイ党はタクシン元首相から資金援助を受けていなかったことから、同元首相の資金面での困難が直接党に影響を及ぼすことは考えられないとしたが、今後このインタビュー発言による党員の動揺により起こりえる問題を避ける為により党内の組織を強固なものにしていく必要があるとの考えを示した。
一方、反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイグゥア氏は、組織がタクシン元首相から資金提供を受けているとの指摘を再否定すると共に今回の同元首相の発言がプゥア・タイ党や組織に忍耐を試させるものに為ることはあれ志気にまで影響を与えるものには為らないとの考えを示した。
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