法務省特別捜査局(DSI)のタウィー局長は6日、ピーラパン法務大臣の通話の盗聴に関与しているとの指摘を否定した。
これは、同日朝ピーラパン法務大臣が、選挙委員会の委員がタクシン政権の影響下にあった時代に専門調査委員会の委員長としてタイ・ラック・タイ党に対する解党処分を勧告し、また、クーデター政権時代にはタクシン政権が絡む不正行為の調査を行う国家毀損行為調査特別委員会の委員長を務めた事でも知られるナーム・イムイェーム氏を法務大臣付き顧問に据えるとの噂が広がっている事について聞かれた際に、ピーラパン法務大臣が、他言したことが無い話が外に漏れた背景に、野党所属下院議員だった時代から自分の電話通話に対して行われていた盗聴があると指摘した事を受けたもの。
この指摘に対してタウィー局長は、DSIが盗聴を行う機器類を管理している事は認めたが、盗聴を行うためには法令に従った局内の手続きが必要で、また、少なくとも昨年11月以降に機器類の使用許可が出されていないとして、DSI側が盗聴に関与しているとの指摘を否定したが、電話通信事業会社の協力が得られればDSIを通さずとも容易に盗聴を行うことが出来ることは否定しなかった。
参考
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