13日21:00過ぎ、前政府支持派イベントの中で公開された予め録画されたビデオ映像の中でタクシン元首相は、タイ・ラック・タイ党からプゥア・タイ党に至るまで繰り返し加えられてきた不当な動きによりもたらされた政治的危機的状況により、タイは経済的困難に直面し今後失業問題等の深刻な問題を抱える事になるが、政治家同士が勝利を模索している限り諸悪の根源である政治的危機を解決する事は困難であるとの考えを示した。
また、具体的にネーウィン氏や民主党の名をあげなかったが、偽装クーデター勢力にに屈し、民主主義を信奉していない政治勢力に合流したある政治家の裏切りにより自分は路傍に追いやられた野良犬のような立場に置かれていると語り民主党を中心にした政治勢力の結集工作に軍が関与している事を示唆したものの、具体的な首謀者や背後関係について触れることは無かった。
更に、王室に対す敬意が欠如していると指摘されている事に関しては、心外な指摘であるとした上で、「(陸軍士官学校の)同期である陸軍司令官と同じくらい王室に対する敬意を持っている」と語り指摘を否定した。
イベントを主催した「今日の真相」ホストのウィーラ・ムシカポン氏が事前に指摘していたように、タクシン元首相は国内対立の煽動を避ける為に中庸な言質で語るように心掛けているように感じられた。
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