20日6:30過ぎ頃には、パッターニー県メーラーン郡内のゴム農園脇の路上で21歳のイスラム系住民男性が胴体に複数の刺し傷を負わされた上で首を切断され殺害されているのが発見されました。 男性は、ゴム農園内で樹液の採取作業中に付近に潜んでいた少なくとも2人以上の一味に殺害されたとみられているようですが、殺害の背景については個人的な恨みの線も捨てきれないようです。(一部報道では19日夜半に友人数人と出かけて以降の男性の足取りが不明であると報じていました。) また、パッターニー県内では20日10時過ぎ頃に、コークポー郡内で村内でゴム液売買の仲介をやっていた49歳の住民男性が、バイクに乗った2人組に射殺されるという事件が発生しています。 一方、19日に学校包囲・人質暴行事件が発生したナラーティワート県ランゲ郡内では、33歳と30歳のイスラム系住民の兄弟がバイクの二人乗りで市場に向かう途上で、バイクに乗った二人組に銃撃されバイクから転倒したところで、更に二人組の一人に至近距離から頭に銃弾を撃ち込まれ殺害されるという事件が発生しています。 また、19日20時前にヤッラー県バンナンサター郡内で、バイクに乗って現れた2人組の男が仏教系住民の家屋に向け銃を乱射し逃走する事件が発生しましたが、幸い人的な被害は確認されませんでした。 更に、また20日6時頃には、南部国境三県と県境を接するソンクラー県ハート・ヤイ郡内で自宅前のゴム農園内で樹液の採取作業中だった51歳の村長がバイクにのって現れた二人組に射殺されるという事件が発生しています。
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