本日16時から都内サナーム・ルワンで支持者集会を開催するタイ・ラック・タイ党は、新たに「民主主義を守り、法を重視し、政治改革の推進」をスローガンに掲げ国民に訴えていく方針を明らかにしました。
また、本日20:30過ぎ頃から登壇すると見られるタクシン首相は、政権誕生五年間の成果報告をメインに、"民主主義と法の精神に則り"下院議会を解散させるに至った経緯の説明や株式売却問題を初めとする社会の疑問への回答等がなされる予定になっているようです。
更に、政治改革に関しては、憲法改定の推進及び新憲法下での総選挙を実現させるために再度下院議会を解散させる方針が明らかにされるようですが、先に報じられていた具体的なタイムフレームについては触れないものと見られているようです。
一方、3月5日に大規模な集会の開催を予定している民主主義市民連合調整役のスリヤサイ・ガタシラ氏は、タクシン首相の集会に於ける発言は社会の対立を煽り、群衆同士の衝突に繋がる可能性があると警告した上で、仮に首相の発言が元で衝突が発生しても、責任は全て首相側に期せられることを心がけておくべきであると指摘していました。
尚、警察当局は5月5日の市民集会に備え、会場だけでなく首相官邸や私邸及びタイ・ラック・タイ党本部の警備を強化する方針を明らかにしていました。
なんだかんだ言って、常日頃から野党や市民集会側から指摘されていた事を恥ずかしげもなくスローガンに掲げるとは、さすがに姑息なタクシン首相の党だけのことはあるなと。。。
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