タクシン首相は、辞任圧力を強めている市民集会側に対抗する為に、首相を支持する国民からの声援ハガキを受け付ける為の専用私書箱を開設する方針が明らかにされた際に、既に一部地区のガムナンや村長が住民にハガキを配り、メッセージを無理矢理書かせている実態が報告されていましたが、更に今度は大手民間企業や軍基地内でも部下や配下にノルマを課して関係者にメッセージを書くよう無理強いする行為が報告されているようです。
ヂャルゥン・ポーカパン(CP)系の企業では、昨日朝一人につき10枚のハガキが配布され友人・知人にメッセージを書かせ
、再度社内でとりまとめ送付するとの指令が飛ばされ、また経営者がネーウィン・チットチョープ氏と極めて近い関係にあることで知られるデューティーフリー・ショップで知られるキング・パワー社でも社員にハガキが配られメッセージを書くよう強要する光景が見られたようです。
また軍基地内でも上官が部下にハガキの送付を命じる行為が確認されている他、地方の町村部では、タクシン首相を熱烈に支持する者と自称する人物がハガキを沢山抱えて現れ商店主や露天商にハガキを配りメッセージを書くよう要求、受け取った側が何が何だか判らないままメッセージを書いているような光景も見られているようです。
【市民集会の最新記事】
タイの地元新聞を読む