民主党のステープ幹事長は11日、ワーサナー選挙委員会委員長が11日朝放送された番組の中で総選挙を台無しにした大政党による小政党の買収問題を証拠づけるビデオがあると発言した事は、調査委員会の報告に基づいた処分を忌諱する為の言い逃れに過ぎないと指摘した上で、改めて調査委員会の報告に基づき買収に関与した大政党に対して厳格な処分を下すよう要求しました。 更に、ワーサナー選挙委員会委員長がビデオは自分の死後でなければ公開できないと発言している事に関しては、民主党側が提訴している刑事・行政訴訟で選挙委員会側の正当性を主張する為の証拠として公開した方が有用であると皮肉混じりに指摘していました。 どうもワーサナー委員長は、民主党と繋がりがある東北地方の救国団体関係者(一番最初に小政党買収疑惑をマスコミに暴露した人物)が小政党をたぶらかしたという方向に持っていきたいようです。 因みにそのワーサナー委員長は11日夕方、突然オーストラリアへ飛び立っているようです。 理由に関しては息子に会いに行くためと語っていたようですが、帰国予定に関しては未定とのみ答えていたようです。(その後16日の朝に帰国予定になっていることが確認されているようです) 一方、タイ・ラック・タイ党による
小政党買収疑惑について聞かれたタクシン暫定首相は、まだタンマラック大将から詳細を聞いていないとしてコメントを拒否していました。
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