民主党のオンアート報道官は昨日、総選挙ボイコットの経緯説明の為に3月4日に都内で開催する予定だった集会を権力保持を狙う権力側により集会の場が利用されるおそれがあるとして中止することを決定した事を明らかにしました。
同報道官によると、民主党は社会悪であるという印象を植え付けるための政権側の陰謀に集会が利用されるおそれがある為、敢えて中止に踏み切ったとのこと。
一方、3月3日にタイ・ラック・タイ党政権支持の為の集会を計画しているタクシン首相は、集会は選挙の事前活動の為ではなく国民の疑問に応える為に開催すると説明していました。
しかし、タイ・ラック・タイ党の幹部筋によると、野党や市民集会側の圧力を打破する為に集会の場ではタクシン首相自らが政治改革の推進者であると強調した上で、向こう180日以内に憲法改正を実現させ、その後新憲法体制下での総選挙を実現する為に再度下院を解散させる方針が明らかにされるものと見られているようです。
また、この集会の開催にあわせタイ・ラック・タイ党所属の各地方区選出下院議員に対して、5千人から2万人の住民を集会に集めるよう指示が飛ばされているようです。
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