8日19:50過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内で、4月2日に銃撃を受け死亡した村長の法事の準備が行われていた所に、小型トラックに乗った7人以上と見られる一味が現れ車上から銃を乱射し、43歳のイスラム系住民男性が負傷を追うという事件が発生しました。 警察側では、死亡した村長の一族関係者が当局側に寝返らないよう脅迫をかける目的が犯行の背景にあったとの見方を示しているようです。 一方、9日朝には、パッターニー県ノーンヂック郡内で県内の職業訓練センターの41歳のボランティア男性教師が、出勤の為にバイクで走行中にバイクに乗った二人組に銃撃され死亡し、同じく11時頃にが同県コークポー郡内でバイクに乗った二人組がバイク修理店に押し入り銃を発砲し、修理店のオーナーが死亡するという事件が発生しています。 また、9日13:30頃には、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で41歳の元副村長で村の宗教指導者的存在だった男性がバイクで走行中に小型トラックに乗った4人組に銃撃され死亡し、更に南部国境三県と県境を接するソンクラー県ヂャナ郡では同日14時頃に、65歳の元女性教師がバイクで自宅付近を走行中に小型トラックに乗った40台位の男2人組に銃撃され死亡するという事件が発生しています。 尚、ソンクラー県の事件に関しては、被害者の女性が高利貸しを副業にしていたことから、個人的な恨みによる犯行の可能性が高いとの見方を警察側は示しているようです。 一方、8日夜半には、パッターニー県サーイブリー郡内で警戒作業にあたっていた当局関係者の車輌の通過に会わせて路上脇に仕掛けられていた爆発物が爆発し2人の当局関係者が負傷を負い、また同県ガポー郡内では同日夜半に灌漑局職員の簡易宿舎に人数不明の一味が押し入ると同時に銃を乱射し、当時宿舎内で飲食中だった14人の職員の内、2人が死亡し5人が負傷を負うという事件が発生しています。
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