チョンブリー県のパッタヤー地区に属するバーンラムン郡の警察は9日、同郡内にある民家内で63歳のオランダ人男性を殺害した容疑で、飲食店で働く29歳のタイ人の女を逮捕した。
女は男性と肉体関係があった友人のタイ人女(23、報道により29)と共謀して男性を殺害した事を認めているという。
事件は、7日夕方、バーンラムン郡内の民家内で63歳のオランダ人男性が上半身裸の状態で首のところを刺され殺害された上で火を放たれた状態で発見されたもので、警察側は室内に荒らされたあとがあったことから物盗り目的での犯行の線で捜査を進めていた。
女は警察の取り調べに対して、3日夜半に男性と肉体関係がある友人をバイクで男性の自宅に送り届け、4日朝に友人を迎えに行ったところ、友人の帰宅を許さない男性との間で喧嘩になり、その際に男性側から暴行を振るわれたという。
その後、付近にある派出所に行き助けを求めたが、家庭内の問題であるとして取り合ってくれなかった為、やむなく再度1人で男性の家に戻ったところ、友人が男性を金属の棒で殴りつけた事がきっかけで両者間で取っ組み合いの喧嘩が展開されていた為、友人を救うために金属の棒を取り上げ男性を殴りつけ、男性が倒れ込んだところで友人が屋内にあったナイフで男性の喉元を刺し殺害したという。
男性殺害後、室内にあった宝石類や高級腕時計等を盗みだした上で、購入してきたガソリン1リットルを撒き火を放ち逃走したという。
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