タイ北部地区の複数の警察関係者からの一致した情報によると、全国全ての警察署に対して、一つの署あたり10人の戦力をバンコクに派遣するように命じる書類が国家警察本部から回付されているようです。
命令書によると本日までに戦力の派遣を終え、明日にバンコク都内で点呼式が行われる予定になっているようです。
今回の動きに関しては、不安定な政治情勢、特に3月5日の市民集会に備えた動きであるとの見方がされていますが、一部で市民集会にあわせバンコクを中心に非常事態宣言が発令される前触れであるとの噂が広まり、独立系の上院議員等が警戒感を強めています。
仮に非常事態宣言が施行されると、首相に集約された強大な権限により、集会の自由の制限や報道の検閲強化、逮捕状に基づかない身柄拘束等が可能になり、事実上憲法そのものの効力が停止された状態になると危惧されています。
そう言えば、2月28日には官邸内で首相と三軍の長を交えた"昼食会"が急遽開催されていましたね。
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