25日、2日目を迎えた不信任審議に出席したサマック首相は、不敬罪疑惑が持たれていたヂャクラポップ前首相府大臣を擁護した首相は、王室に対する敬愛が足りない人物であるとの指摘に対して、不敬罪立件の管轄は警察側にあり、疑惑段階で同前首相府大臣に対して辞職を勧告しなかった事と王室に対する敬愛は無関係であるとした上で、指摘したテープタイ・セーンポン氏に対して、かかる王室を持ち出した指摘により、指摘した自分自身の首を絞める事になるという事を心得ておいた方が良いと語った。
また、サマック首相が特別放送の中でマカワーン・ランサン橋手前の路上を占拠し座り込み集会活動を展開していた民主主義市民連合の強制排除に乗り出すと宣言したと指摘されている事に関しては、それを否定した上で、同連合に対して国家の事をまず重んじるべきであると指摘する目的で特別放送を行ったと主張した。
しかし、同日にチャルゥム内務大臣が首相から委任を受けた立場で、第三者による不穏な動きを未然に防ぐことが出来たとして、強制排除を中止した事を明らかにした事と矛盾している事に関しては一切釈明は聞かれなかった。
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