既に日本のメディアでも報じられていますが、6日14時に第一地区警察本部本部長のウティ・プワウェート警察中将は記者会見を開き、53歳と52歳の日本人ビジネスマン2人が惨殺されパトゥムターニー県内の工場建設現場で袋詰めの遺体で発見された事件に絡んで、都内パヤータイ区サーム・セーン・ナイ地区ソーイ・プラディパット19内在住(愛人の自宅の住所との報もあり)のマレーシア人、ジョート・フェルナンデス容疑者(64)及びタイ人1人を逮捕した事を明らかにしています。 ある企業の会計関連担当顧問でもあるジョート容疑者の自宅のトイレ付近で被害者のものと思われる血痕や32口径の薬莢等が発見されているようですが、ジョート容疑者は取り調べに対して被害者と知り合いで電話で連絡を取り合っていた事は認めたものの、被害者2人はジョート容疑者の自宅に居るときに突然押し入ってきた日本人により射殺されたもので、自分は警察から実行犯として疑われるのが怖くて袋に詰めて遺体を捨てただけだと語り殺害については否定しているようです。 一方、今回の記者会見に先立つ6日付けのタイ・ラット誌の
報道では、警察は5日にジョート容疑者の他英語教師のチャラートスゥム・デーチャラット容疑者(62)の二人を逮捕。ジョート容疑者は53歳の被害者男性とは度々e-メールでビジネス関係のやりとりをしていた事、また世界銀行の役員に就任できるよう口利きができると騙しタイバーツにして2,600万バーツを持ってくる様に要求し、現金を持って来タイした2人を騙してタニヤ・プラザ付近のレストランに誘い出した後、自宅に連れて行き監禁状態に置いた上で逮捕された英語教師と一緒に持ってきた現金を出すように強要した事は認たが、殺害に関しては2人の日本人がやったとして、自分は遺体を袋に詰めて捨てただけだと証言していると伝えていました。 また、同紙の報道によると、その後ジョート容疑者の自宅で行われた捜索で、500万バーツの現金や若い夫人(若い愛人?)の為に買ったばかりのドイツ系の高級車等が確認されているようです。 尚、上記は容疑者の名前等を含め全てタイ国内の報道のみに依拠しております。 参考までに、日本のメディアの報道は以下が参考になると思います。
http://news.tbs.co.jp/part_news/part_news3283685.html http://www3.nhk.or.jp/knews/news/2006/05/06/t20060506000133.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20060507k0000m040055000c.html
http://www.asahi.com/international/update/0506/009.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060506it04.htm【社会の最新記事】
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