アントーン県の警察当局は16日、5歳と15歳の娘に強制的に物乞いをさせ小型トラックやバイク等を購入していた容疑で、チャイヤプーム県内在住の2人の実母(33)及びその夫で2人の養父である男(46)を同県県都内で逮捕した。
この逮捕は、不憫に思った住民の通報により県都内中心部の市場内で物乞いをやっているところを保護された2人の証言により実現したもので、前日にチャイヤプーム県から連れてこられたという2人によると、実母及び養父に車で物乞いをする場所に連れてこられ、一日あたり800バーツから1,000バーツを恵んで貰っていたと証言しているという。
逮捕された養父は取り調べに対して、風船売りの仕事だけでは充分な稼ぎを得ることが出来なかった為、最近一緒に住むようになった実母の娘に物乞いをさせたところ、思った以上の稼ぎをあげる事が出来たため、学校を辞めさせ各県内の通行人が多い場所で物乞いをさせていたが、暴行を振るうような事は一度もなかったと証言している。
尚、同世代の者と同様に学校で勉強したいと思い続けていたと語る長女側は、8歳の時に稼ぎが少ない養父に物乞いをさせられて以来、7年間に渡って物乞いをさせられていたと証言している。
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