ノパドン外務大臣は29日、タクシン元首相がオーナーを務めるマンチェスター・シティーの試合の際に、応援席にThaksinという文字が書かれたタイの国旗がつり下げられていた事に関して、極めて不適切なものであるとの考えを示した上で、チーム側に事実関係を確認した上で、対策を要請する方針を明らかにした。
この問題は、マティチョン紙の指摘で明らかになったもので、26日に行われた試合の際に、チームの旗と並んThaksinの文字が書かれたタイの国旗が応援スタンド側からつり下げられているのがテレビ中継でも確認する事ができ、また、この試合には、急遽イギリスへ向かっていたタクシン元首相も観戦していたという。
この問題に関して、ノパドン外相は、不適切な旗のつり下げにチームやタクシン元首相は関与していないとの考えを示した上で、何れにしても見過ごすことが出来ない不適切な行為であるとして、チーム側に事実関係を確認した上で、今後同様な事が無いよう対策を要請する方針を明らかにした。
一方、サマック首相は、この問題に関して、鳥肌が立つようなおぞましい出来事であるとした上で、二度とこの様な不適切な事が起こらないよう対策を講じておくべきであるとの考えを示すと共に、事実関係の調査を関係各署に命じる用意がある事を明らかにした。
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