サマック首相は13日朝放映された定例政見放送の中で、メディアによる一方的な政府批判報道に対して強い不快感を示した。
サマック首相は、放送の中でメディアによる報道をソンクラーンの水掛に喩え、一方的に相手に水をかけるだけで、相手側に対しては水をかけ返す機会を与えないような、極めてアンフェアーな政府批判報道が展開されていると強い不快感を示した上で、誕生後僅かに2ヶ月しか経っていないにも拘わらず、全く成果が上がっていない全てが駄目な政府であると指摘したり、タクシン元首相に支えられたでくのぼうであると首相の事を表現したりと、政府の批判だけに注力せず、これまでの外国訪問等による成果に対して正しく評価するようメディア側に注文をつけた。
一方、憲法改正に関しては、タイの政党政治の未来の為にも、政党そのものの消滅を画策した憲法を改正する事は必定であるとした上で、憲法改正は私益の為であると断じた民主党最高顧問のチュワン・リークパイ氏(元首相)の発言に対しては、実際に危機に直面していないからその様に言うことが出来ると切り捨てた。
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