チットチャイ暫定首相代行は30日、4月2日の総選挙が無効になった場合、タクシン暫定首相が再度首相として返り咲くことも可能であるとの考えを示しました。 発言の中でチットチャイ暫定首相代行は、首相に返り咲くことも憲法で認められた権利である、また政党政治の世界で下院議会内で最大議席を獲得した党が選抜した人物が首相に選ばれることは至極普通の事であると説明していました。 また、コンサック暫定国務大臣は、タクシン暫定首相が次期首相指名を辞退したのは、己の過ちを認めたからではなく、国内情勢の安定を期したものだったとした上で、仮に4月2日の総選挙が無効になった場合には再度タイ・ラック・タイ党の党首として選挙に打って出ることは正当な事であるとの考えを示していました。 コンサック暫定国務大臣の発言は、民主主義市民連合側がやり直し選挙になった場合でもタクシン暫定首相は一時政界引退宣言を守るべきであると要求した事に対して答えたもの。 一方、民主党のオンアート報道官は30日、チットチャイ暫定首相代行が4月2日の総選挙が無効になった場合、タクシン暫定首相の首相指名辞退宣言も無効になるとの考えを示した事に対して、タクシン暫定首相の首相指名辞退宣言は自らの意思で行われたものであると同時に、国家の方向性にも関係する国家の指導者の宣言でもあった指摘した上で、社会にいらぬ混乱をもたらさない為にもタクシン暫定首相は不用意に宣言撤回するべきではないと指摘していました。
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