ノパドン外務大臣は14日、外務省内で行われた政策協議の際にサマック首相に対して首相としての正しい会話手法のトレーニングを行った事を明らかにした。
これに対してサマック首相は、思いつくままに話すことが出来る一般人とは違う首相という立場を自覚し、日頃から発言に注意するよう出席者から注進を受けたと説明した。
尚、外務省内で行われた政策協議では、サマック首相の国際舞台デビューの手始めとして2月末にタイと国境を接する4ヶ国を訪問する方針が確認されている。
先にサマック首相は日本のメディア関係者に対して、最初の外遊先は日本になると発言していた。
サマック首相によると、訪問の際に国境問題について協議を行う予定は無いが、マレーシア等の関係国との間では南部問題について協議する用意があるという。
一方、サマック首相がCNNとのインタビューの中で、1976年10月6日の流血事件への関与を否定した上で、事件による死亡者は僅かに1人だったと発言した事に対して、当時の当事者等の間から不満の声が上がっている事に対しては、スラポン副首相兼財務大臣やスタム・セーンプラトゥム氏、ヂャートゥロン・チャイセーン氏といったパラン・プラチャーチョン党・政府内の当事者からは同様な不満の声は聞かれていないと語るに留めた。
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