元チャート・タイ党副党首のチューウィット・ガモンウィシット氏は26日、都合の悪いことを全て"偶然"という言葉で誤魔化す風潮が政界内で蔓延ると指摘した。
この指摘は、同日チャート・タイ党の副党首でバンハーン党首の息子でもあるウォラーウット・シルパアーチャー氏が、香港でタクシン前首相に面会し閣僚ポストの割り当てに関する働きかけを要請したと伝えられている事を否定した上で、香港に夫婦で出かけた際に"偶然"タクシン前首相が滞在中だった為、結婚式に来賓として出席してくれた御礼を兼ねて表敬訪問しただけであると説明した事を受けたもので、チューウィット氏はバンハーン党首一家がタクシン前首相が滞在中だったロンドンに出かけた際にも、偶然同時期に前首相がロンドンに滞在していただけだと語り同前首相と面会したとの噂を否定していた事と同様に国民に真実を隠す目的で"偶然"という言葉が使用されていると指摘した上で、今後前首相の背後での政治の関わりを始めとした都合の悪い事柄に関しては全て"偶然"という言葉を使用して真相を誤魔化す風潮が政界内で蔓延ることになると指摘した。
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