ブリラム県の県選挙委員会は7日、元パラン・プラチャーチョン党所属候補のプラセーン・モンコンシリ氏が同県県都内でタクシン前首相関連のVCDを住民に配布している行為が、選挙法に違反している恐れがあるとして調査を開始した事を明らかにした。
自らウタイターニー県内の選挙区からの出馬を取り消すと共にパラン・プラチャーチョン党を離党し全国的にタクシン前首相関連のVCDを配布して回っているプラセーン氏側は、個人の権利を行使してVCDを配布しているとし、政治的な思惑とは無関係であるとした上で、パラン・プラチャーチョン党が解党の危機に瀕している時こそ国民にタクシン前首相への指示を呼びかける必要があるとの信念でVCDの配布を行っていると主張している。
しかし、パラン・プラチャーチョン党所属候補者3人の当選が取り消された第一選挙区で19日(別の選挙が20日行われる為同県だけ前倒しで再選挙が行われる予定)に再選挙が行われ、更に20日には県行政評議会議長・議員選出選挙が行われる状況の中でVCDの配布が行われている事を重く見た県選挙委員会側は選挙法違反での摘発を視野にプラセーン氏の言動を監視しているとした。
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