4日、ブリラム県県都内で、同県第一選挙区から出馬し当選見込みとなったパラン・プラチャーチョン党所属の候補者3人が買収等の選挙違反により最も厳しいレッドカードが発行され当選を取り消された事に抗議する為に県選挙委員会前で抗議活動を展開していた住民約20,000人の代表は、同県副知事が兼任している県選挙委員会委員長及び同県県警察副本部長が兼任している県選挙委員会選挙違反行為調査担当委員を一時的に職務から外し適切な中立的な人物にレッドカードが発行された候補者3人の違反行為に関する再調査を行う等の4つの要求を突き付け同日夕方過ぎまでに散会した。
尚、向こう3日以内に要求が受け入れられなかった場合は再度抗議行動を展開する方針だという。
一方、中央選挙委員会側は5日、ブリラム県内で抗議活動を展開した住民達に対して、レッドカードの発行の決定は明確な証拠に則り中央選挙委員会側の判断で行われており、住民達が誤った矛先に向けて抗議活動を展開していると指摘すると共に、混乱に乗じた第三者による煽動行為が予想されるとして再度抗議活動に出ることが無いよう呼びかけた。
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