15日8:00前、パッターニー県マーヨー郡内の路上で、警戒作業中だった軍関係者6人を乗せた小型トラックの通過に会わせ爆発物が爆発し、軍関係者1人が死亡し5人が負傷を負った。 爆発物は、自動車用のリモートコントロールを使用した遠隔起爆式と見られる。 また、8:30前には同県サーイブリー郡内で、パトロール用車両で路上を走行中だった警察官2人が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され2人とも重傷を負った。 2人は、出勤の為に警察官住宅から郡警察署に向かう途上だった。 一方、ソンクラー県ハートヤイ郡の警察は、15日早朝郡内中心部で集中摘発を行い7人を麻薬使用・所持容疑で逮捕し、ヤーバー30錠、咳止め薬215本等を押収した。 警察側は、押収された咳止め薬の一部が南部国境三県域内に持ち込まれる予定になっていたことから、域内に於ける一連の不穏な情勢に関与している一味との関係を含め入手経路や仕向先等の捜査を行う方針を明らかにした。 麻薬は分離主義組織の主要な資金源の一つと目され、また組織内の宣誓の儀式や破壊活動の着手前に麻薬類が使用されていた事が確認されている。
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