先に憲法改正に向け野党三党が提出した趣旨書に署名するのではとの憶測が流れましたが、タクシン首相は16時過ぎに開かれた会見の席上で、憲法313条の改定に関しては原則合意するとし、また各階層の参加を得た憲法改正を実現する為に中立的な人物で構成された委員会若しくは国民議会による憲法改正に道を開くべきであるとする野党側案も一つの案として理解はできるとしたものの、タイ・ラック・タイ党側は憲法の改正は国民党票及び登録された全ての政党の合意で行うべきであるというスタンスである事を明らかにしました。
また、趣意書への署名に関しては、国家の将来を左右する重大な案件であり、政党四党だけでは決められるものではないとして拒否する方針を明らかにしました。
更に、タクシン首相は本日18時過ぎに議会ビル内で登録された全ての政党(約20党)の総会を開き、憲法改正に向けた各党の意見を吸収し、その上で選挙期間中に現在の憲法の問題点等を地域の住民に訴え、選挙終了後に本格的に改正に向けた準備作業を行うべきであると発言していました。
(タイ時間 17:50)
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