・20日10:30前、パッターニー県パナーレ郡内で、同県内を訪問中だったソンティ陸軍司令官(国家安全保障評議会議長)の護衛作業を終え本隊に帰隊途上だった軍関係車両の通過に会わせ爆発物が爆発。幸い人的な被害は無し。 ・20日夜半、警察当局はヤッラー県ガーバン郡内の民家で強制家宅捜索を行い、3人の身柄を拘束すると共に、倒した立木を路上に放置する際に使用されたと見られるチェーンソー3台を押収。3人の内の1人は、3日に同県ヤッハー郡内で発生した軍との銃撃戦で負傷を負っており、また同郡内で発生した子供を含む仏教系住民の乗客8人が死亡したワンボックスカー銃撃事件にも関与した疑いがもたれている。 ・20日夜半、ナラーティワート県ヂャネ郡内で、35歳のイスラム系住民男性(報道により教師)が自宅内で、何者かに窓越しから銃撃され重傷。 ・20日夜半、ナラーティワート県ヂョアイローン郡内で学校が放火され全焼。実行グループは鋲を路上に撒きながら逃走。 放火に先立って、当局側は新興分離主義組織RKKの首領と目され、500万バーツの懸賞金が掛けられ身柄を追われているマセー・ウセン容疑者の出身地である同郡ブーギット地区内で集中摘発を行い、分離主義組織と関係している疑いがある25人の身柄を拘束していた。 ・21日0:00過ぎ、ソンクラー県サダオ郡内で、24歳の森林保護当局職員男性が、家に押し入った何者かに銃撃され死亡。初期捜査段階では、個人的な係争が事件の背後にあり南部情勢とは無関係との見方。 ・21日6:00過ぎ、ヤッラー県県都内ラムマイ地区内で、乗用車で路上を走行中だった採石場オーナーの72歳の男性と元タムボン行政機構評議会議員の42歳の男性が、路上脇に潜んでいた3人組と見られる一味に銃撃され、所持していた銃で応戦するも重傷。72歳の男性は元軍人。 ・21日6:30前、ヤッラー県県都内で、3箇所の電柱の固定用金具が外され道路に向け倒されると共に、付近に不審物が放置されているのが確認。不審物は何れも爆発物では無かった事が確認されている。 ・21日正午頃、ナラーティワート県タークバイ郡内で恩賜公園付近に仕掛けられていた爆発物が爆発。幸い人的な被害は無し。使用された爆発物は12:00に爆発するように仕掛けられた時限爆弾と見られ、一部報道は付近で作業中だった建設作業員を狙って仕掛けたとの見方を示す。また、爆発が発生した公園は海浜地区にあり爆発発生当時多くの人出で賑わっていた。 ・21日午後ぎ、パッターニー県コークポー郡内で、バイクで路上を走行中だった私立イスラム教学校の宗教教師(65)が、バイクに乗った2人組に銃撃され重傷。 ・21日19:30過ぎ、ナラーティワート県スンガイゴーロック郡内中心部にある市場内の商店前付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、初期報道段階で4-6人が負傷。
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