・28日夜半、ナラーティワート県シーサコン郡内で、人数不明の一味が民家に向け銃を乱射。人的な被害は無し。 ・28日深夜、ヤッラー県ランゲ郡内で、民家が放火されボヤ程度で消し止められた。 ・28日深夜、ヤッラー県ラーマン郡内で、バイク2台に分乗した4人組(報道により村道脇に潜んでいた人数不明の一味)が逮捕状が発行されていた容疑者を連行中だったレンジャー部隊の車両に向け銃を乱射し、連行中の容疑者が死亡。容疑者の口を封じる為の犯行と見られる。死亡したイスラム系の容疑者(47)は、一連の不穏な動きに関与した容疑で同県バンナンサター郡署から逮捕状が発行されていた。尚、報道によっては容疑者の逃走を助けようとした4人組との間で銃撃戦が発生した際に、4人組側が軍服に似た服を着ていた容疑者をレンジャー部隊員と誤認して銃撃したと報じるものもある。 ・28日深夜、ヤッラー県ラーマン郡内で、人数不明の一味が軍の臨時駐留地に向け銃を乱射し、約5分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。軍関係者側に人的な被害は無し。当局側は、逃走している一味の一部が銃撃戦の際に負傷を負っていると見て、退路を塞ぎ行方を追っている。 ・28日深夜、ヤッラー県県都内ラムマイ地区内で、バイクで現れた人数不明の一味がモスクに向け爆発物を投げ込み壁や窓ガラス等を損壊させたが、当時礼拝の為にモスク内にいた約20人の内複数人が割れたガラス等でかすり傷程度の軽傷。また、県都内では29日夜半から未明にかけて、電柱三本が倒されると共に路上に切り倒された立木が放置される。 ・29日6:30過ぎ、ナラーティワート県スンガイ・ゴーロック郡内中心部でで、雑貨店前に仕掛けられていた爆発物が爆発。現場付近を通過する托鉢僧の護衛にあたる当局関係者を狙った犯行と見られるが、爆発の発生が早く人的な被害は無し。当局側は爆発発生前に目撃されていたバイクに乗った2人組が犯行に関与していると見て行方を追う。 ・29日8:00前、パッターニー県ヤッリン郡内で、教師の警護作業にあたっていた軍関係車両の通過に会わせ路上脇に仕掛けられていた爆発物が爆発。人的な被害は無し。 ・29日10:00過ぎ、ナラーティワート県シーサコン郡内で、人数不明の一味が学校を臨時駐留地として使用している国境警備警察隊に向け銃を乱射し、約5分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。この銃撃戦で国境警備警察官1人が死亡し1人が重傷(2人とも重傷とする報道もある)。尚、報道により臨時駐留地から約600メートル離れた路上で、所用を終え駐留地に戻る為に車で走行中だった2人の国境警備警察官に向け人数不明の一味が銃を乱射し、応援が現場に駆けつけてくるのを見て逃走したと報じるものもある。
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