反独裁民主主義同盟は23日、同日15:00前サナームルワンからデモ行進をを出発し16:00頃に陸軍本部前に到着し、その後同本部前で展開している座り込み要求活動を同日23:00に終了し散会する方針を明らかにした。 これは、警察側が23時までに拡声器を使用した要求活動を中止するよう要請した事を受けたもの。 バンコクの行政当局側の推計によるとデモ隊がパンファー橋付近を通過した時点で18,000人前後がデモ行進に参加していたと見られる。 尚、陸軍本部前に到着したデモ隊は、折からの強い雨の影響で帰宅の途につく参加者が出始め、わずかに4,000人弱の参加者のみが残る状況になり、その後19:00前までに幹部側がサナームルワンへの引き上げを決定し、当地で集会の散会が決定された。(但し一部報道は、雨がやんだ後に再度得陸軍本部前に人が集まり出したと報じでいる) また、ネーション紙は消息筋の情報として、参加者の多くが500バーツから1,000バーツの支給が約束されていた、イデオロギーではなく金で引き寄せられていた者達だったが、雨による散会の為に殆どの者が受け取ることが出来なかったと報じた。 * 今回のデモ行進は、タクシン支持派色が濃かった前回の行進を嫌い一時同盟からの離脱を示唆していたウェーン・トーヂラーガーン氏を始めとする非PTV系の幹部が主導している模様。 また、今回の結末は、タクシン支持色を排除し反クーデター・早期民主主義回復を全面に打ち出しただけでは、人が集まらないだけでなく、参加者のモティベーションを維持させる事が出来ない事を覗わせているとも言えるかも知れません。(ここらへんが昨年同時期にタクシン体制打倒で一つになって活動していた民主主義市民連合の集会との決定的な違いかも知れません。)
【Coup D'etatの最新記事】
下院議長選出投票で連立与党の一部票がバン...国家安全保障評議会が活動を終了下院議会、副議長2人もパラン党から下院議会、ヨンユット・ティヤパイラット氏...国の事を第一に考え連立参画を決断したとバ...タイの地元新聞を読む