15日開かれた反独裁民主主義同盟の集会に生で登場する予定になっていたタクシン前首相は、最終的に予め録画されたビデオでの登場となった。 本件に関しては、集会開催前の時点でマスコミの間で録画済みビデオでの出演になるとの憶測が飛び交っていたが、同盟側は直前まで生での出演になると主張していた。 尚、会場で放映されたビデオを収めたCDを集会参加者に配布する予定であるとのこと。 一方、約30分間のビデオの中でタクシン前首相は、資産凍結決定は根拠の無い不当な政治的な迫害であり今後も全面的に戦うとし、また不明になっているとされる資産はビジネスへの投資の為に投下されたもので、隠匿された資産は存在しないとし、更に貧困だった子供時代を経た経験から国の為に役立ちたいと思い首相に就任した等と自己を振り返る発言が聞かれたものの、政界復帰の可能性に関しては直接政治と関わりあうつもりはないと語り従来からの発言を繰り返した。 また、国民に対して国王が80歳の誕生日を迎えられる年である事を旨に挙国一致に取り組むよう呼びかけたものの、集会勢力に対して直接自重を求める発言は聞かれなかった。 * 生でなくビデオ出演を選び、また集会参加者を煽動する発言が聞かれなかったのは、タクシン前首相なりの情勢激化を避ける為の配慮だったのかも知れません。
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