15日8:00頃、ヤッラー県バンナンサター郡内で、人数不明の一味が教師の警護作業にあたっていた軍関係者を乗せた車両に向け銃を乱射し、約5分間に渡って軍関係者との間で銃撃戦を展開し、軍関係者を現場に釘付けにした上で、付近に仕掛けておいた爆破物を爆発させ軍関係者7人が死亡し1人が重傷を負った。 尚、初期報道段階では一味側が爆発物を爆破させた上で銃を乱射したとする報道も見られた。また、報道により10:30に発生したとする報道も見られるが、9:00過ぎ時点で既に同地で銃撃戦が展開された模様とする報道が伝えられている事から誤報と見られる。
また、11:30過ぎ頃にはパッターニー県コークポー郡内で、付近で警戒作業にあたっていた軍関係者を狙ったと見られる爆発が発生したが、幸い人的な被害は確認されなかった。 一方、警察当局は15日午前、前日パッターニー県県都内の路上で、同県マイゲーン郡内のタムボン行政機構評議会議長1人及びガムナン3人が乗った車が銃撃を受け、議長及びガムナンの3人が死亡し、ガムナン1人が重傷を負った事件に絡んで、死亡したガムナンの1人が一連の不穏な動きに関与した容疑で逮捕され保釈中の身だったことから、事件の背後に組織内の内部抗争や当局側による報復、ないしは住民を動員するきっかけを作る目的で引き起こした犯行の線を含めて捜査を展開している事を明らかにした。【南部情勢の最新記事】
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