・14日8:00過ぎ、ヤッラー県ヤッハー郡内で、小型トラックに乗った人数不明の一味が茶店内に向けM79型小型榴弾を投げ込み、店内にいた三人のイスラム系住民が死亡し12人が負傷。更にほぼ同時刻に、人数不明の一味が同郡内にあるモスク前に小型榴弾を投げ込み(報道により、モスク前に仕掛けられていた爆発物が爆発)、礼拝の為に同所を訪れていたイスラム教徒11人が負傷。当局側は、事件が発生した地域に住むイスラム系住民の多くが一味側の脅迫に屈せず協力する姿勢を見せていなかった事が事件の背景にあるとの見方を示す。 ・15日朝、ヤッラー県県都内で、バイクで路上を走行中だった49歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。 ・15日9:00前、前日夜半にヤッラー県ヤッハー郡内でモスク前で爆破事件が発生した事に抗議する主に女性・子供で構成された住民約100人が、爆発が発生したモスク前の路上を封鎖し、事件に関与した者を早急に逮捕するよう要求する抗議活動を開始。最終的に郡長の代理人及び地元の宗教指導者が住民等に状況を説明すると共に、被害者に対して必要な支援を提供する事を約束し昼前までに散会。 ・15日9:30前、ナラーティワート県ランゲ郡内で、バイクに乗った二人組が生ゴムの精錬所に押し入り、57歳の事務員(報道により警備員)の男性(仏教徒)に向け銃を発砲し死亡させる。 ・15日午前、パッターニー県やナラーティワート県在住の住民や宗教指導者、学生等約300人が、ヤッラー県ヤッハー郡の郡庁を訪問し、激励すると共に同郡内で発生した学校放火でシリントーン王女から寄贈された車いすが焼失したことにより、困難に直面している男児への支援を要請。
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