民主主義市民連合のスリヤサイ調整役は昨日、貧困者キャラバンやタクシー運転手団体関係者等約3,000人がネーション社前で抗議活動を展開していた事に関して、現場でネーウィン・チットチョープ氏(首相府大臣)の姿が目撃されている事について政府側は明確な説明をするべきであると指摘した上で、今回の抗議行動の背景に連合関連のニュースを多く扱ってきた同社に圧力をかける目的があったとの認識を示していました。 一方、ネーション社グループ・エディターのテープチャイ・ヨーン氏は、政府側に連合幹部のソンティ・リムトーングン氏を攻撃する材料を与える事が今回の抗議活動の背景にあるのではとの認識を示していました。 尚、昨日発生した抗議行動は、ワンボックスカーや小型トラック30-40台でバーンナー・タラート通りの一部を閉鎖し、また同社ビルへの人の出入りを阻止するために人垣で同社への入り口を封鎖する強力なものだったようですが、最終的にネーション社側が、問題となっている記事はソンティ・リムトーングン氏の発言のままを記したものであることを確認した上で、コム・チャット・ルゥック紙の発行を選挙関連の報道が必要な4月3日から7日を除く3月31日から4月9日までの五日間一時発行を停止する事を約束した事を受け、散会しているようです。 因みに、首相支持派側はネーション社に対して、不敬罪に該当すると思われる記事を書いた記者による説明及び国王陛下のご判断がなされるまでコム・チャット・ルゥック紙の一時発行停止を要求していたようです。
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