バンコクで展開されている民主主義市民連合や貧困者キャラバンによる抗議行動が非常に統制が取れ、且つ平穏に行われていると思えてしまうくらい、群衆コントロールが全く利いていない首相支持派住民等による抗議・妨害行動を受け民主党は、昨日チァン・マイ県県都内で予定されていた立ち会い演説会の断念を余儀なくされました。 皮肉な事にタクシン首相は昨日、衆愚の法理が法律の上に立つことは許されない。4月2日の総選挙後は全ての階層が選挙結果を受け入れルールに従うべきであると発言した矢先に発生した、衆愚の法理の強要行為そのもののような出来事でもありました。 また、今回の妨害行動は、"一般"のチァン・マイ市民にとっても嫌悪感を抱かせるに充分だったものらしく、彼らは人から雇われて動いている。チァン・マイの人間が全員こういう者だと思わないで欲しいと発言する者や、チュワン氏やアピシット氏に向けてプラカード等を投げつけるような行為は南部の住民のタクシン首相に対する嫌悪感を増長させるものでしかないと指摘する声も聞かれたようです。
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