・2日7:00頃、ヤッラー県県都内ターサープ地区内で、主に女性・子供で構成された住民100人強が道路を封鎖し、2月27日に同地区内で発生したガソリンスタンド爆破に関与した容疑で同日1時頃村内で当局側に任意同行を求められたイスラム系住民の釈放を求め抗議活動を開始。同時に住民等を背後で煽動したと見られる者が抗議活動へ通じる主要な路線上に鋲をまいたり偽爆弾を放置し車両の進行を妨害。最終的に女性の軍関係者約30人が交渉を行うと共に抗議住民の排除作業を行い10時前までに散会。当局側は、2月27日に発生した爆破により右手を失った者が、同村内に住み現在行方不明になっているイスラム教教師で、既に死亡し村内に埋葬されているとみて捜査。 ・2日11:00前、ナラーティワート県ランゲ郡内の山間部で、新興分離主義組織のRKKが訓練拠点として使用している地点の特定作業にあたっていた陸軍のレンジャー部隊員12人が、RKKの組織員と見られる15人以上と見られる一味の動向を監視中に、一味側から銃撃を受けた事を端緒に約30分間に渡って銃撃戦を展開。この銃撃戦により一味8人を殺害しM16ライフル2丁等を押収。銃撃戦の際に重傷を負ったと見らる2-3人の一味は逃走。尚、タイのテレビ、ネット報道に基づいたとする日本語報道が特殊部隊など約200人が参加して攻撃が行われたと報じているが、正しくは銃撃戦終了後に現場のクリア作業の為に軍や警察関係者約200人が投入され、その際に一味側に8人の死亡者がいた事が確認された。 ・2日15:00前、ヤッラー県県都内で、バイクで路上を走行中だった35歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。 ・2日夕方、ヤッラー県県都内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった40歳と32歳の夫婦がバイクに乗った二人組に銃撃され妻が重傷、夫が軽傷。 ・2日夕方、ナラーティワート県シーサコン郡内で、路上脇に潜んでいた人数不明の一味が畜産局の車に向け銃を乱射し、銃弾の一部がたまたま車で現場を通りかかった地元行政機構評議会副議長い命中し、副議長が死亡し、畜産局の車に乗っていた三人が負傷。
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