・11日夜半、ヤッラー県県都内で、4-5人の一味が軍の駐留地に侵入し軍関係者に向け銃を乱射し、約5分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。この銃撃戦で軍傘下の自警組織員一人(26)が負傷。 ・12日3:00過ぎ、、ヤッラー県ターントー郡内で、ゴム農園へ作業に向かうためにバイクの二人乗りで路上を走行中だった38歳と35歳の仏教系住民夫婦が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され夫が負傷。 ・12日5:00前(報道により11日22:30頃)、ヤッラー県県都内で、人数不明の一味が寺の裏手付近の路上に駐車してあった10輪トラックに火を放ち全焼させる。 ・12日6:30前、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で、人数不明の一味が、線路沿いを走る路上脇にある果樹園の垣根の下に仕掛けておいた爆発物を、徒歩で線路上の安全確認作業にあたっていた軍関係者8人(報道により12人)の通行に会わせて爆発させた上で、軍関係者に向け銃を乱射し、約5分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。爆発が発生した際に軍関係者二人が負傷を負い、内一人が同日夕方までに死亡。 この事件に絡んで、当局関係者が同郡トデン地区内在住の36歳の男を事情聴取の為に連行しようとした際に、住民が抗議の為に約一時間に渡って一帯を封鎖。最終的に当局側の説明を受け入れ男を引き渡す。 ・国家安全保障評議会のソンティ議長は12日、マレーシアが国境線付近にタイ国内の武装組織が集結している事を長年懸念していた事を明らかに。タイの南部国境三県域内に於ける文化やイスラムの信仰が、既にイスラム教の近代化に成功しているマレーシア領内に浸透すると、同国内に於ける宗教文化や国家開発、安全保障面に脅威をもたらす恐れがあるとの由。
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