民主党のアロンゴン副党首は12月30日、スラユット首相のナコンラーチャシマー県内にある別邸が国立公園内の土地を不正に収容して建てられたとの疑惑が指摘されている問題が、2007年度初頭の政界を揺るがし得る大きなトピックに為り得るとの認識を示した上で、仮に謹厳実直なスラユット首相が自ら辞任する事態にまで発展した場合は、再度政界に深刻な混乱をもたらす恐れがあるとの認識を示しました。 発言の中でアロンゴン副党首は、国立公園内土地を不正に収容した疑惑に関し既に党内で現地調査を開始している事を明らかにした上で、仮に合法的に収容されていたと判断されたとしても、謹厳実直を旨とし責任感を持ち、また職位に固執しないスラユット首相が、誠実であるべき国家の指導者がとるべき正しい処し方の模範を示すために、自ら不適切性を理由に首相を辞任する可能性があると指摘した上で、辞職により誠実さにかけ自ら責任を取るという概念が欠如していたタクシン前首相との対比を国民に示し、更に新たな政府創成の道が開かれる効果は認められるものの、同時に正常化の兆しが見え始めている政界に再度混乱を引き起こす恐れがあると指摘しました。 一方、民主党のアピシット党首は12月30日、スラユット首相にもたれている土地不正収容疑惑は、タクシン前首相シンパによる政府攻撃の最初の一歩でしかないと指摘した上で、2007年以降シンパによる攻撃が更に激化するであろうと指摘していました。
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