国家安全保障会議のソンティ議長は20日、国外通信社がマレーシアのマハティール元首相の息子の言としてタイ政府側と分離主義組織側がブルネイ国内で直接協議を行う見通しになったと報じていたことに関して、その様な話は無いとして報道を否定しました。 また、外務省筋も、国外の当局に分離主義組織との直接対話の手配を要請する方針は無いと語り報道を否定した上で、おそらく国外通信社が情報源の話を勘違いして報じたのだろうとの認識を示していました。 いずれにしても、国内の混乱を避けるために、敢えてタイ当局側が直接協議が行われることを否定している可能性もあるかもしれません。因みに、先にマハティール元首相の仲介で行われたとされる直接協議に関しても、タイ当局側は表向きには協議が行われた事を否定していますが、元第四地区国軍本部本部長のギッティ大将が、自らが協議に立ち会っていたことを認める発言をしていました。
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