・14日10:30頃、ヤッラー県グロンピナン郡内で、六人組と見られる一味がタムボン行政機構の事務所に押し入り、職員に向け銃を乱射し男性職員2人が死亡し、女性職員1人が負傷。 ・14日正午前、パッターニー県コークポー郡内で、バイクで路上を走行中だった30歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。 ・14日13:00過ぎ、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で、バイクで路上を走行中だった47歳の元村長の男性(イスラム教徒)が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。元村長は、同県第二選挙区選出民主党所属元下院議員の後援会メンバーで、元下院議員の写真付き小冊子を村内に配る途上で銃撃される。 ・14日13:00過ぎ、ヤッラー県県都内で、72歳(報道により78歳)の元道路局職員の男性が自宅前で、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。 ・14日17:30前、ヤッラー県グロンピナン郡内で、路上脇の草地で牛の餌用に草刈りを行っていた58歳と52歳の仏教系住民夫婦が、バイク二台に分乗した五人組に銃撃され二人とも重傷。夫は元同郡警察署の幹部。 ・ナラーティワート県の仏教界は14日、早朝の托鉢行為を中止する決定を解除し、安全と判断された一部の地域で托鉢の再開を認める決定。 ・南部国境三県域内で、年末年始に計画している破壊活動に備えて食料と日用品の買い置きを促す警告ビラが広く撒かれている事が明らかに。国家安全保障評議会のソンティ議長は、年末年始に破壊活動を計画しているとの噂は、一味側が域内住民の恐怖心を煽る目的で意図的にながしたデマでしかないとの認識を示す。 ・非公然分離主義組織のパッターニー統一解放機構(PULO)が、域内の村内に根を下ろしている軍の諜報要員がイスラム系住民の暗殺に関与し、更に仏教系住民を武装させイスラム系住民と差別化していることがイスラム系住民の反当局感情を煽り、イスラム系住民による抗議活動を誘発する要因になっていると非難する声明を発表。PULO側は、独自に編成した調査組織からの報告に基づく非難であると主張。
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