当局は3日朝、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内にある家屋内で、33歳のイスラム教徒の男を2日に発生したイスラム系住民襲撃殺人事件の容疑者として逮捕しました。 逮捕された男は、新興分離主義組織RKKの構成員と見られているようです。 一方、3日朝、パッターニー県の県警察本部長と県知事が共同で記者会見を開き、麻薬密売容疑で二人のイスラム教徒の男を県都内及びヤリン郡内で逮捕し、マリファナ68Kg及びヤーバー1,400錠を押収した事を明らかにしました。 逮捕された二人の内の一人は、主にマレーシア国内に麻薬を送り込む大物エージェントと見られているようです。 また、南部国境三県域内に於ける一連の不穏な動きに関与しているイスラム分離主義を標榜する新興の組織の多くが、何らかの形で麻薬の取引を巡る利権に関与していると見られることから、今回の逮捕をきっかけに背後組織の解明に結びつけていきたいと当局側はしているようです。 * 3日19時台のネーション・チャンネルによると、RKKの構成員と見られる男が逮捕された事に絡んで、主に女性・子供(報道によると男性は、村から住民を連れてきた車の運転手だけ)で構成された住民約30人が警察署前に集まって、面会させろ、今すぐ釈放しろと抗議する場面も見られたようです。(2日19時過ぎ現在継続中)
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