民事裁判所は昨日、民間委託運行バス会社、バス運転手及びバンコク大量輸送公社等に対して、民間委託運行の207番路線バスに乗車中に車外に放り出され死亡した女子大生の家族に対して共同で1,074万バーツ(プラス年間7.5%の金利)の支払いを命じる判決を下しました。 事故は2004年9月14日に都内ラームカムヘーン通り沿いのラムサーリー交差点付近で、乗降口を開け放したままで走行中だったバスが交差点を右折した際に、折から片手に書物を持ち、更にもう片手には携帯電話を持ち友人と通話中だったアサンプション大学に通う女性が車外に放り出され重態となり、その後死亡したもので、裁判所側は安全確認の履行義務違反及び安全でない事を承知の上で乗降口のドアを開け放して運転していたとして賠償を命じる判決を下しました。 尚、事件発生当時はエアコン無しの民間委託バスの殆どが乗降口のドアを開け放して運転しているのが普通(中には最初から開閉できないようにロープ等で括り付けて走行している車輌まであった)だったのですが、この事件をきっかけに乗降口のドアの開閉の履行が厳格に義務づけられるようになりました。
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