スラユット首相は13日、一年間という限られた任期中に新憲法の制定により強固な民主体制の礎を築き上げる事を第一義に取り組む方針を再確認すると共に、マスコミ関係者に対して、国民の意見を政府に寄せ首相一人だけでは解決が不可能な国家問題の解決に協力して欲しいと訴えました。 この発言は、13日午後から官邸内で開かれた第一回定例記者会見の席上で為されたもので、スラユット首相は、マスコミに対して協力を要請すると共に、民主主義市民連合や政府・国家安全保障評議会に対する批判的言動で話題になっているチャワリット元首相を始めとする全ての階層に対して国家的問題解決に向けた意見を寄せるよう訴えました。 更にスラユット首相はマスコミに対して、政府が掲げた公明正大、道義、節制及び効率の四つの行動原則に則って任務を遂行しているか緊密に監視するよう要請していました。 また、戒厳令解除の可能性に関しては、14日開かれる定例閣議終了後に明確になると語っていました。 この発言に先立って、国家安全保障評議会のソンティ委員長が、戒厳令解除の是非に関する同評議会内の見解を持って14日に政府側と協議を行う方針を明らかにしていました。
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