タイ国鉄は9日、都内ヂャトゥヂャック区内にあるウィークエンド・マーケット内で発生した店舗の強制撤去作業とタイ国鉄との関係を否定しました。 これは、9日朝強制撤去作業に現れた男達が店主等に向かってタイ国鉄及び賃貸契約を結んだ業者からの依頼で作業に来たと主張していたと伝えられていた事を受けたもので、タイ国鉄側は、2006年3月時点で既に強制撤去作業が行われた場所の管理をタナサーンソムバット社に委ねており、国鉄側は一切関与していない事を強調していました。 強制撤去作業が行われたエリアでは、現在営業している店舗等を入居させる為の新たな商業ビルを建設する為に、一時的に代替え地へ店舗を移転させるよう要求していたタナサーンソムバット社と店主等の間で衝突が絶えず発生しており、また店主等が運輸省やタイ国鉄前に集まり抗議活動を展開したり、同所に汚物が投げ込まれるという事件も発生していたようです。 また、タイ国鉄とタナサーンソムバット社との間で交わされた契約には、2年以内に店舗を入居させる為の商業ビルを建設するとの条件が記されており、向こう8ヶ月以内に商業ビルが完成しなかった場合はタナサーンソムバット社側が違約金を支払わなければいけない状況にあったようです。 同所に関しては、店主等側からの訴えを受けた民事裁判所が10月27日に強制撤去の一時差し止めの仮処分を下すと共に来年2月7日に審理を行う決定を下していました。 一方、店主等は9日午後、プレーム枢密院評議会議長宛に公正な措置を要請する為の嘆願書を提出しているようです。
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