最高検察庁のアタポン報道官は3日、ソンティ・リムトーングン氏及び同氏のインタビュー記事を掲載したコム・チャット・ルック氏に対する不敬罪での起訴を取り下げる決定をした事を明らかにしました。 アタポン報道官によると、先に行われた起訴は正当な法解釈に基づいて行われていたものの、起訴により新たな社会対立をもたらし国内の安全保障を脅かす恐れがあること、また新たな社会対立を誘発する事は国内一致団結体制創成に向けた取り組みの障害になり得る事を勘案し、検事職務遂行法の規定に基づき起訴の取り下げを決定したとのこと。 一方、最高検察庁は、タイを代表する灰色政治家の一人として知られ、また麻薬関連でアメリカから査証の発行を拒否された事でも知られるワタナ・アサワヘーム氏が絡むパン・ンガー県内の国有地を不正に収容した問題に絡んで、同氏を起訴する方針を固めています。 因みにワタナ氏は、灰色政治家が三人揃えば怖いものは無いとばかりに、2001年の総選挙前に当時医薬品・医療関連機器不正納入疑惑の渦中にあったラキアット・スッタナ氏(現在実刑判決が確定し服役中)や、タイ人なら誰でも知っているネーウィン・チットチョープ氏等と新党を設立する方向で動いていた事がありました。 また、ワタナ氏はクーデターの翌日に花束を持って民主改革評議会を訪問した事でも知られています。本人は別に媚びを売っている訳ではないと語っていましたが、誰も文字通りには受け取っていなかっようでした。
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