タクシン首相は昨日、タイ・ラック・タイ党が総選挙用の政見放送を録画したCD約50万枚を全国で配布する方針を明らかにした事について、マスコミが中立的な報道を心掛けていないから敢えてこのような方法をとらざるを得なかったのだと語っていました。
尚、昨日放送された政権放送では、政権について5年間一度も不正に身を染めたり倫理に反するような事はしてこなかった。全ては歪められた情報によりもたらされたものであると自己弁解するシーンも見られていたらしいですが、見る人によっては秀逸なお笑いビデオとして受け止められるかもしれないですね > CD
因みに、依然チュワン前首相(民主党最高顧問)が、総選挙になってから突然タクシン首相が民主主義とか政治改革とか言い出したのは、それだけ5年間に渡ってこれらを無視していたからだろうと皮肉っていました。
一方、タイ・ラック・タイ党側がありがたいCDの配布を決定した一方で、上院議員のゲーオサン・アティポーティ氏を中心に法律の専門家や学術経験者等が執筆し、民主主義市民連合の集会参加者に配布する為に印刷したタクシン体制を批判する小冊子が、治安に脅威を与える恐れがあるとして19日夜半にドゥシット署によって差し押さえ応酬されるという事態になっていたようですが、公安警察局は昨日夜半に問題なしとして応酬した小冊子を返却する決定をしているようです。
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